好きなこと探しをやめたら、エネルギー源が見えてきた

私は長い間、

「好きなことは何だろう」

を探していた。

歌が好き。

文章を書くのも好き。

人と話すのも好き。

ゲームも好きだったし、

カフェも好きだ。

でも困ったことに、

好きなものはたくさんあるのに、

仕事にしたいものが分からなかった。

歌が好きだからといって、

歌手になりたいわけではない。

配信もできるけれど、

配信者になりたいわけではない。

だからずっと不思議だった。

私は何がしたいんだろう。

そんな時に気づいた。

もしかして私は、

好きなことを探しているんじゃないのかもしれない。

探すべきなのは、

エネルギー源だった。

私は歌っている時に幸せだ。

でも歌っている時が一番エネルギーが出るわけではない。

では何をしている時なのか。

振り返ってみると、

いつも同じことをしていた。

考える。

整理する。

構造化する。

改善する。

言葉にする。

気づけば何時間もやっている。

自己理解の壁打ち。

仕事の改善。

台本制作。

note執筆。

全部バラバラに見える。

でも中身は同じだった。

私はずっと、

理解することにエネルギーを使っていた。

人はなぜそう考えるのか。

私はなぜそう感じるのか。

どういう仕組みになっているのか。

答えを知りたいというより、

構造を知りたい。

そして理解したものを、

整理して、

分かりやすくして、

誰かに渡したい。

だから最近、

台本制作が妙に楽しい。

文章を書くことが好きだからではない。

テーマを整理して、

共感ポイントを見つけて、

構造化して、

形にする。

その工程にエネルギーが出るのだ。

思い返せば、

喫茶店で働いていた頃も同じだった。

発注を整理する。

チェックリストを作る。

動線を改善する。

私はいつも、

「どうしたらもっと良くなるだろう」

を考えていた。

つまり私のエネルギー源は、

歌でも、

配信でも、

肩書きでもなかった。

理解すること。

整理すること。

改善すること。

言葉にすること。

そこにあった。

だから最近は、

好きなこと探しを少しやめた。

代わりに、

私は何をしている時に自然と没頭しているだろう。

私は何をしている時に時間を忘れるだろう。

そんな視点で自分を見るようになった。

すると不思議なことに、

将来への不安が少し減った。

好きなものは変わる。

環境も変わる。

仕事も変わる。

でもエネルギー源は、

意外とずっと変わらない。

もし人生に迷った時は、

好きなことを探すより、

自然と続いていることを見てみる。

そこに、

自分の取扱説明書のヒントが隠れているのかもしれない。