人と話していて、たまに不思議に思うことがある。
私は割と、
「聞けばよくない?」
と思うタイプだ。
会いたいなら会いたい。
気になるなら聞く。
分からないなら確認する。
だって、本人が一番知っているのだから。
だから私は時々思う。
「私のことが気になるなら、私に聞けばいいじゃん」
と。
でも最近、それは私の感覚でしかないのかもしれないと思った。
世の中には、答えを知りたいわけではなく、その答えを聞いた後どうするかで悩む人がいる。
例えば、
「会おう」
と言われたとする。
私は単純に、
「じゃあ会おう」
と思う。
でも慎重な人は違う。
会ったらどうなるんだろう。
期待させないだろうか。
この先の関係はどうなるんだろう。
自分は応えられるんだろうか。
そんなことまで考える。
私からすると、
「まだ会ってもないのに?」
なのだけど、
相手からすると、
「だから考えるんだよ」
なのかもしれない。
面白いなと思う。
私はいつも、人間関係の問題は情報不足だと思っていた。
だから会話すれば解決すると思っていた。
でも実際は、
情報不足ではなく、
決断不足で止まっている人もいる。
答えがないから進めないのではなく、
答えが出た後の責任を考えて止まっている。
そう考えると、
人が悩んでいる時に見えている景色は、案外みんな違う。
私は「情報収集モード」。
相手は「意思決定モード」。
同じ出来事を見ているのに、やっている作業が違う。
だから話が噛み合わないこともある。
もちろん、どちらが正しいという話ではない。
ただ、
「私に聞けばいいじゃん」
と思う人と、
「聞いた後どうするか決められない」
と思う人がいる。
その違いを知るだけで、少し人間観察が面白くなる。
そして私は今日も思う。
聞けばいいじゃん派と、
考えすぎる派。
世の中、案外この二種類でできているのかもしれない。