バズる動画で登録者は増えない

今日、B型のZoomでYouTubeチャンネルの分析会議をしていた。

面白いことに、その会議は離脱率の話から始まった。

「どうやったら再生数が伸びるか」

「どうやったら登録者が増えるか」

そんな話だった。

でも話している途中で、私はふと違和感を覚えた。

そして代表にこう言った。

「バズる動画で登録者が増えるわけじゃないですよね」

代表は固まった。

さらに続けた。

「登録したい理由には面白さがあると思うんです」

その瞬間、代表は頭を抱えてのけぞった。

私は思わず笑ってしまった。

でも後から考えると、結構大事な話だった気がする。

多くの人は再生数を追いかける。

バズる方法を探す。

離脱率を下げようとする。

もちろんそれも大切だ。

でも私は思う。

登録ボタンを押す理由は少し違う。

たまたま流れてきた動画が面白かった。

それだけなら、動画を見て終わりだ。

でも登録する時は違う。

「また見たい」

「この人好きかも」

「この世界観好きだな」

そう思った時に、人は登録ボタンを押す。

つまり。

再生数は動画の話。

登録者はチャンネルの話。

バズは単発。

登録は継続。

似ているようで全然違う。

だから登録者を増やしたいなら、

「どうやったらバズるか」

だけではなく、

「なぜ人はまた見たいと思うのか」

を考える必要がある。

そして面白かったのは、その日の会議の結論だった。

ショート動画の離脱率を分析していたはずなのに、

最終的には、

「昔の長編動画を掘り返してみよう」

という話になった。

なぜなら、その長編の中に、

本当にやりたかったことや、

本当に面白いと思っていたものが眠っているかもしれないからだ。

離脱率の改善会議だったはずなのに、

気づけば原点発掘会議になっていた。

私はこういう時間が結構好きだ。

答えを出すより、

問いを見つける方が面白い。

今日もまた、

動画分析をしていたはずなのに、

気づけば

「人はなぜ登録ボタンを押すのか」

という問いを掘っていた。

そして代表は頭を抱えてのけぞっていた。

福祉である。

たぶん。