働きたくなかった私が、サービスを考え始めた日

少し前までの私は、

「働きたくない」

と思っていた。

正確に言うと、

働くことが怖かった。

また疲れるんじゃないか。

また潰れるんじゃないか。

また無理するんじゃないか。

そんな気持ちがずっとあった。

だから私は、

「週5フルタイムは無理かもしれない」

と思っていたし、

それは今も無理をすればそうなのだと思う。

でも最近、少し不思議なことが起きた。

就労支援でショート動画の台本を書き始めた。

最初は仕事だからやっていた。

でも気づけば、

「次のネタないかな」

と思っている自分がいた。

もっと書きたい。

もっと考えたい。

もっと整理したい。

そんなことを思っていた。

そしてある日、ふと気づいた。

あれ?

私、働きたいと思ってる?

もちろん違う。

働くことそのものが好きになったわけじゃない。

朝の満員電車に乗りたいわけでもない。

長時間拘束されたいわけでもない。

でも、

作ることは好きだった。

台本を書く。

話を整理する。

構造を見つける。

言葉にする。

改善する。

そういう作業は全然苦じゃない。

むしろ楽しい。

気づけば時間を忘れている。

そこで思った。

私は働きたくなかったんじゃなくて、

合わない仕事が苦しかっただけなのかもしれない。

今までの仕事でも、

実は似たことをしていた。

喫茶店では、

動線を改善したり、

チェックリストを作ったり、

発注を整理したりしていた。

私はずっと、

「どうしたら良くなるだろう」

を考えていた。

だから台本制作が楽しいのも、

突然変異ではない。

昔からやっていたことの延長線上にある。

ただ場所と形が変わっただけだった。

そして最近は、

もっと変なことを考え始めた。

これ、サービスになるのかな。

ということだ。

私は人の話を聞くのも好きだ。

でもそれ以上に、

話を整理するのが好きだ。

ごちゃごちゃした話を、

「つまりこういうことかも」

と整理するのが好きだ。

だから相談屋というより、

整理屋とか編集屋とか、

そんな方が近い気がしている。

もちろん今すぐ仕事になるかは分からない。

そもそもまだ研究中だ。

でも少し前の私からすると、

サービスを考えていること自体が驚きだ。

だって私は、

「働きたくない」

と言っていた人なのだから。

でも今は少し違う。

働きたくないんじゃない。

作りたいのだ。

考えたいのだ。

整理したいのだ。

言葉にしたいのだ。

そしてそれが誰かの役に立つなら嬉しい。

まだ職業名は分からない。

肩書きも分からない。

でも一つだけ分かることがある。

私は少しずつ、

「何ができるか」ではなく、

「何をやっていると自然に続くか」

を見つけ始めている。

それは案外、

未来の仕事を探す近道なのかもしれない。