安心したいだけなのかもしれない

妹に好きな人の話をしたら、

「そんな人絶対ヤダ」

と言われた。

まあ、そりゃそうだと思う。

返信は遅いし、既読もつかないし、何を考えているのかよくわからない。

世間一般の恋愛アドバイスなら、

「次行った方がいい」

と言われる部類だと思う。

私だって頭ではわかっている。

もっとわかりやすい人もいるだろうし、探そうと思えば他の人もいるはずだ。

でも不思議と、そうならない。

なぜだろうと考えていた。

最初は「好きだから」だと思っていた。

でも、もう少し掘ってみると違う気がした。

私は別に、その人のスペックを見ているわけじゃない。

年収とか肩書とか見た目とか。

そういう話になることがほとんどない。

むしろ私が見ているのは、

一緒にいて安心できるか。

自分らしくいられるか。

気を張らなくていいか。

本音を出せるか。

そういうことだった。

思い返してみると、私は人生のいろんな場面で同じことを探している。

仕事もそう。

配信もそう。

住む場所もそう。

結局いつも、

「私はここで安心して存在できるだろうか」

を確かめている。

だから恋愛も同じなのかもしれない。

刺激より安心。

条件より安心。

正解より安心。

もちろん、返信が早い方が嬉しい。

もう少しわかりやすい方が楽だとも思う。

でも、それだけでは決まらない。

人を好きになる理由って、意外と合理的じゃない。

この人の近くにいると力が抜ける。

なんとなく安心する。

たぶん私は、その感覚を大事にしている。

だから今も、時々窓をコンコンしているのかもしれない。

相手が出てくる保証なんてない。

それでもコンコンしているのは、拒絶されていないからだけじゃない。

私自身が、その人の近くにいると安心するからだ。

恋愛なのかどうかは、正直よくわからない。

でも少なくとも私は、

「どんな人が好きか」

より、

「どんな人といると安心できるか」

の方が大事らしい。

最近ようやく、それに気づいた。